中国の、とあるジーンズ工場を撮影し、現代の労働問題やグローバル社会にせまるドキュメンタリー『女工哀歌(エレジー)』の最新情報をお知らせするブログ。
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2009.06.18 Thursday 
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あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実
タイトルから、すぐに本作を連想させるルポルタージュで、すぐ読んでみようと思いました。

ただし「女工哀歌(エレジー)」が中国での加工過程に焦点をあてて描いているのに対して、こちらは、Tシャツやジーンズの原料となる「綿」生産の話から、中国での加工過程、そして米国に出荷されてからの小売、中古販売までひっくるめて追っています。

ちなみに、加工する工場は中国とか東南アジアでやってるんだろう、とすぐ想像はついても、その原料の綿って、以外にぱっと思いつかなかったりしませんか? 実は「女工哀歌(エレジー)」のミカ監督も、次回作はインドの綿農家を取材した作品を作ろうとしているのですが、インドあたりが世界的な産地になっています。プラス、意外にアメリカのテキサスなども産地として有名で、この本で主に取り上げられています。テキサスですよ? つまり、米国では原料となる綿を中国に送り加工させ、またそれを輸入するという形でTシャツを販売しているのです。

しかし、南部のプランテーションの時代ならともかく、なぜ労働力の高い米国がいまだに綿の産地として競争力を保てているのか? その理由を、米国の2重3重にもわたる保護貿易のたまものとして追っています。米国といえば、もちろん自由化を世界に広めている国だとばかり思っていたのですが…。この綿に絡んだ第一部は、面白かったです。

そしてもうひとつ、私がこれを読もうと思った理由は、実はこの著者がグローバリズムに対しては寛容な立場をとっているという書評からでした。要は「グローバリズムは必ずしも悪ではない」というもの。これは最近、多くのメディアが「グローバル化が進むにつれて○○が悪くなる云々…」と言っているのに対して、どんな反論をしているのだろう?と。グローバリズムに関して、ちょっと違う意見の書籍に興味をお持ちの方、読んでみても損はないかも?


2008.09.01 Monday 13:31
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